|
アオさんこんばんは
いざ説明するとなると難しいので試験器で回路を作り測定した結果で説明したいと思います。
継電器試験器(DGR試験器)より電圧、電流を出力させたときの位相を正確に測定します。
今回は電圧を基準として電流側の位相を測定します。(SOUKOU PF-15A 左:基準 右:測定)
極性(継電器では相対的時間的方向)とは、ベクトル図でいえば矢印側となります。
DGR試験器(DGR-3050C)と位相計(PF-15A)を使用して正確な位相を計る回路を作ってみます。
電圧:DGR試験器-E(±:極性)端子 ~ 黒線 ~ 位相計(±極性端子)
DGR試験器-V端子 ~ 白線 ~ 位相計(電圧端子0~450V)
電流:DGR試験器-Kt(±:極性)端子 ~ 黒線 ~ 位相計(±極性端子)
DGR試験器-Lt端子 ~ 白線 ~ 位相計(電流端子0.6~15A)
DGR試験器(DGR-3050C)の位相計指示は、 Lag30°
位相計(PF-15A)の指示は、 Lag30.8°
YOKOGAWAの精密計器(0.5級他)、位相計、電力計など極性を示す、「±」が端子に表示されていますので結線する場合に統一します。いろいろな測定器にも表示が!
写真1:DGR-3050Cと位相計(PF-15A)を結線した様子。
私は極性(±)に黒線を使用するようにしています。
ク(黒)、シ(白)、ア(赤)、ミ(緑)、キ(黄)、チ(茶)、ソ(青)………
とケーブル心線の色順を結線の基準にしています。
写真2:位相計(PF-15A)のアップ写真。電圧-電圧、電圧-電流、電流-電流、電流-電圧の位相が正確に測れます。 極性側(±端子)
三相電圧の場合は、電圧-電圧 入力でVabに対してVbcが120°遅れているか測定できます。
※ 地絡事故のベクトルを考えると地絡電流は、ZCTの K → L に流れます。(仮定)
その場合の零相電圧は、ZPD又はZVTのどちらもアース側が ベクトルの矢印側となります。
説明が上手くできませんが、制御関係の試験員の方(電力会社で言えば電力所の制御課)が使う言葉? 一般の方には馴染みが少ないかもしれません。
SOUKOU DGR-3100CVK「位相特性試験器」を回路を組めば見栄えも良かったのですが寒いため省略しました。
位相特性試験を行う場合の電圧、電流出力のベクトルの矢印方向を「V」、「Kt」と勘違いしている方もいる?。地絡事故のベクトルを理解していれば解るはず!
S製作所のM部長 説明が悪かったら指摘TEL下さい。
|
|