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しゅうさんへのお返事です。
対地静電容量の大きなバンク(配電用変電所のバンク単位)は、地絡検出抵抗値(6000Ω)において零相電圧が小さくなります。
※ 東電は10%固定ですので除外します。
大阪、中之島当たりになると関電の検出抵抗値は6kΩで、64φ整定値も1%以下です。
電圧が小さいので誘導円盤のVI特性により動作時間が多くかかり、地絡抵抗も変化しますので需要家側のリレーが先行動作します。 関電の場合は簡単に波及にはなりません。(人工地絡試験時に6000Ω時の動作時間を測定します。) (事故様相による地絡抵抗値の検証、動作時間の0.5Sを目標にした理由もあります。)
※ 全て人工地絡時のデーターにより対地静電容量、EVT3次制限抵抗値などにより正確に計算できます。
C電においては保護装置が若干異なります。C計器工業において人工地絡試験を行いますので機会があれば研修させてもらうと勉強になります。実際は、職員として実業務に行わないと難しい。?
64V1整定値と需要家側の電圧整定値、それぞれの検出抵抗値に換算して、その範囲を確認すると範囲の小さい事が解ります。それと地絡アークにより抵抗値変化がミソです。
よほど運が悪いと 模擬抵抗(事故抵抗)が変化せずに一定の値を維持して79(再閉路)においても同じ値を維持した場合は波及です。
人身事故(死亡事故)を伴わない電気関係報告規則に基づく事故ですので大きな問題ではないです。
今日は早朝より発電所の最終書類作成につきあう。(国の安管審報告)
ボイラ・タービン主任技術者(1種)(S根原発OB) + 電気主任技術者(2種)(試験合格者、今日、主任さんの昔の勉強話を聞く)
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