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> No.1858[元記事へ]
しゅうさんへのお返事です。
地絡過電圧継電器(64)の電圧印加試験は、高圧側一括でしょうか。
各相ごとの試験は無しと理解します。今一度各相も確認が理想です。
継電器メーカーにより周波数特性の違いによる影響の可能性があります。(異常共振周波数)
今回は、切替が変電所間、バンク間のループ切替と判断します。
その時の、位相差と電圧差はかなりのバラツキがありますので、異系統をループしたときには零相電圧(V0)、零相循環電流(Io)が発生して変電所の地絡方向継電器が誤動作することがありますので、私のいた電力会社ではループ切替時に地絡方向継電器をロックしました。(現在は解りません。)
※ 異常の再現実験を数度行いましたが、記録計を準備してもループ切替時は再現不可能でした。
静電容量の多い系統で電圧差、位相差あり、EVT3次制限抵抗値の違い等により零相電圧は発生するものです。
あくまでも私が調査した内容、外部公表されていませんので自分で再確認願います。
変電所の地絡検出は、V01を例とすると
中国電力のV01整定は、(64V1の60%以上)AND(残留電圧の3倍以上) 検出30mS
よって残留電圧が3%ある系統では、Vo1整定を9%に整定しますので、太陽光発電所の64整定が7%であれば、8%の零相電圧発生であれば変電所においては検出しません。
中国計器工業や電力会社の電力所が人工地絡試験、整定、保守、補修の担当箇所になりますので相談箇所を考えて動く必要がります。
今回は、異系統電圧差、位相差により共振も発生しての64動作ですので、試験時の周波数を可変するとメーカーによる動作値違いが解ると思います。
想像などでは無く、実際の零相電圧発生状況を記録し、理論的に整理する必要があります。正確な現状把握が改善に繋がります。
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