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> No.1980[元記事へ]
eme manさんへのお返事です。
OCR(過電流継電器)も適用規格により高圧需要家用のJIS-C-4602と特高需要家などのJEC-2510がありますが、JIS-C-4602規格品を記載します。
参考になるものとして日本電機工業会技術資料 JEM-TR 156 保護継電器の保守・点検指針 - JEMA(一般社団法人日本電機工業会) 40ページで4,000.-程度(規格等は高価)
受入試験 → 竣工試験 → 定期点検 などが記載されています。
※電力会社、試験会社はこれを基に保護継電器点検要綱などを定める場合があります。
限時要素の動作時間測定についてJISに基づき行います。
受入試験は、特性管理値のダイヤルにて300%、700%を行います。
竣工試験は、整定値ダイヤルにて300%、700%を行います。(最低限)
(また 150%、200%、500%も併せて行います。)
※ 安全管理審査受審などの場合は、保護協調曲線を作成しますので各電流値における動作時間把握が必要です。(電力会社のF51S、需要家51R、TR1次PF、TR2次MCCB それぞれの動作時間)
定期点検には、整定値ダイヤルにて300%を行います。(最低限 JEM-TR156による)
※ その他、試験発注会社が150%、200%、300%、500%、700%と指示されればその様にします。
その他に保安規程で試験電流倍数を定めればそれが最も優先されます。
無い場合、保安規程詳細を自分で定めて300%のみにすれば問題ないと思います。
電力安全課には、点検指針等の技術資料を示して説明すれば理解してもらえると思います。
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