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ぼじれんさんへのお返事です。
当方は、35年前に電験二種2次試験(口答試験)に現在の中部近畿産業保安監督部近畿支部にて受験しました。(面接官2人とも優しかったような感じです。無効電力についての説明で発生源と吸収源の説明。塩害対策についての説明で1線地絡時の健全相対地電圧上昇時における電圧が等価塩分付着量を満足していることをパイロット碍子で測定する‥‥‥‥‥と述べた記憶があります。 余談はさておき)
電気主任技術者資格の認定による取得にもコンサルする場合がありますので電力安全課担当官にお聞きしたことを記載します。
1.第三種、第二種、第一種と基本は試験取得を推奨しています。試験の合格率に比例した認定取得に努める。(試験が10%であれば認定も10%程度)
2.担当官の役職について
第三種は技術係長クラス
第二種、第一種については課長補佐クラス
3.地域性
例えば中国より関西の方が厳しく何回も出向く必要があります。但し、現在の中国の担当官(第二種以上に限って)もかなり厳しいです。(融通が利きません。)
4.認定で簡単に取れると意味がありませんので出来れば試験で苦労して取得した方が後の業務において非常に有利です。実務経歴については、経歴書20枚程度を詳細に記載。保安規程、単線結線図、試験記録など関係書類の提出は必須です。(試験合格よりは楽だと思います。)
5.電気主任技術者が必要な事業場で該当者がいない等で認定が必要な場合は通り易いと思います。(過去の経緯)
6.審査書類は地方から本庁(商務流通グループ電力安全課)へ送りますので適当な書類を通過させると審査官が注意されます。(昔は地方のみで終わっていました。)
7.昔、関電で認定を取得するときは民社党の佐々木員長の口添えがあれば通ると聞いたことが(但し、関電は認定取得は認めていない。試験推奨)
現在は、大規模太陽電池発電所が増えて第二種以上の資格者が不足しています。ハッキリ言って第二種以上の資格を取ったらしばらくは収入面で安泰です。 但し、第二種認定取得者の方と電力安全課へ工事計画書、安全管理審査受審質疑で伺ったときに主任技術者の方に担当官が「あなた、本当に第二種電気主任技術者の免状を持っているのですか? このくらいは知っていて当然ですよ。 認定で貰うにしてもかなりの本人努力が必要だったはずです。」とハッキリY担当官が言われました。
試験で合格が理想です。認定取得におきましても同じくらいの努力が必用と思います。
第二種の業務を行う場合はそれに見合った知識と努力が実務で役立ちますので出来る限り試験合格を目指した方が今後の業務におきまして理想です。
当方の所属支所は11名で第2種以上が6名います(試験合格)。またIさんは60歳前に第1種試験試験合格、Tさんは高校商業科卒業で第二種、エネ官(熱試験)試験合格と頑張っている支所です。(変人かも?) 第3種取得の方は認定が多い状況です。
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