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> No.3191[元記事へ]
電気管理初心者さんへのお返事です。
こんばんわ
電力会社の配電用変電所 配電用変圧器の2次側 6.6kV側の対地静電容量は完全に平衡となりません。
不平衡の要因は、単相変圧器の各相配置のバランス、単相配電線などがあります。
常時発生している零相電圧V0を残留電圧といいます。
電力会社の人工地絡試験においては計測します。方向性SOGの入力端子(Y、E)にて電圧を測定すれば解ります。(JEC規格で無いため 電圧mVはメーカー確認要。)
C電力会社のV01センサーは誤動作させないために、残留電圧の3倍以上に整定させます。
また、対地静電容量を均衡させるために対地間にコンデンサ-挿入する場合もあります。
対策は、大規模な系統側の事となりますので大きな値が検出される様ですと電力会社に相談が必要です。
また、電力系統と縁を切りたい場合は絶縁トランスを設置するのも有効です。
最近の残留電圧は、2%以下がほとんどですが30年以上前は5%を超える事も多くありました。
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