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ぽんぽんさんへのお返事です。
こんにちは
日新電機さんのD1UAHは、比率特性の不動作領域に外部故障検出要素を設けて比率差動要素と瞬時要素をロックするようにしています。
※取説には、『外部事故時、主変流器に直流飽和が生じると、過渡的に差電流が発生し、瞬時要素や比率差動要素が不要動作することがあります。これらを防止するために・・・・ 25mS以下検出』とあります。
CT2次回路ですが、取扱説明書に、新設設計回路図が記載されていますが一次側と二次側はのアースサイドが接続されていません。しかし日新電機(株)が設計工事を行ったスイッチギャー盤は、一次側と二次側はのアースサイドが接続されおり、1点接地が施されています。
※ 比率特性試験を行うときは、接続線を外すと接続後の確認が必要になるので絶縁トランスを使って逆方向に流すか、ムサシの比率差動ユニット(DCU-25 500VA 100/20V 絶縁トランス)、位相可変の出来る試験器でしょうか。
三菱電機(株)設計のスイッチギャー盤も一次側と二次側が接続されているので、試験には工夫が必要でした。盤設計者が完璧な同電位にしたいのか?
トランス結線にかかわらず変圧器の1次、2次ともY電流で入力可能となっており、変圧器結線を設定すれば、Y-Δ変換をソフトウェアで行う。
試験時は? 日新電機に問い合わせると、『単相入力にて試験される場合は換算等は不要』
※ 私たちアナログ人間は、補助CT、Y-Δ変換を考えて位相、電流値を算出して87の整定を考えていましたが、今は取扱説明書に基づいて、マニュアル通りの試験?
ここまで機能が充実すると、試験員も頭で考えても解らないので、メーカーに問い合わせるしかないでしょう。
※ メーカーさんの使用前自主検査報告書を見ると
・比率要素試験(最大値、最小値、1次・2次同一整定値にて)
・瞬時要素
・動作時間
の試験しか行われていない。運用整定値で行っておいてくれると保守管理が楽なのに!
メーカーに定期点検時に行う推奨試験項目を問い合わせたときは
・動作値、比率特性、動作時間 との事でした。出来れば完璧を目指したいですが妥協も?
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