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定期点検をさせて頂いている選任事業所で短絡事故。
・SOGリレーは、SO動作によりPASがトリップ。
・キュービクルにおいては、VT1次ヒューズ溶断。(周囲アーク痕)
・DS2次側においてもアーク痕あり。
事故様相
・当日は雷雨が激しく、高湿度になりやすい受電関係(CB他熱発生源が無い)、VCBは三菱電機さんDタイプとなり絶縁性能向上。対地絶縁の低下しやすいVTが被害に遭い、そのアークがDS2次側にも繋がる。
木材加工工場でキュービクルは木くず等で汚れやすいが毎年の定期点検では、濡れ雑巾を使って清掃している。(清掃時間は4人で30~60分程度)
点検清掃手入れがされていないと絶縁低下しやすく、地絡事故が起きやすい。
6KV配電線に1線地絡事故が起きると非接地系統のため共振が起きやすく健全相の対地電圧が常時の数倍になることがある。 特高受電2次の場合には、EVT3次制限抵抗と高圧系の対地静電容量の比率により決まる。特高系統は抵抗接地、直接接地方式となり異常電圧が発生しにくい。
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