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> No.797[元記事へ]
でんでんさんへのお返事です。
> リレー試験器にて、各種リレー試験を行うとき、試験器の電源極性を極性ランプで確認しますが、
> そもそも、極性が違うことで試験に影響するということがよく分かりません。
> どなたかお教えください。宜しくお願いします。
こんばんは
極性とは「継電器では相対的時間的方向」を意味します。
継電器試験を単体、接続試験を切り離して試験される方は極性を合わせる必要はありませんが、次のような試験の試験方法では、極性あわせが必要です。
例)過電流継電器 (相順をA→B→Cとする。)
・CT用TT接続バーを接続のままで電流印加する。B相に混触防止の接地がある。
・トリップ用Capに電圧印加する場合VT用TTに印加する。
(VT2次とRy側が切り離し出来ない1端子の場合は、AC相はヒューズにてバックチャージ防止で切り離し出来ますが、Bは混触防止の接地があります。)
・発電機は非接地ですが、商用電源は一般的な回路は接地方式です。
※ 特高混触防止はA種、高圧混触防止がD種。電技を確認ください。
私が試験を行う場合は、基本的に接続線は外しません。(外した場合は外した箇所の確認試験、シーケンステストが必要になります。)また商用電源を使う場合には絶縁トランスにて試験回路と絶縁します。
上記のような試験の場合に電流印加と電圧印加の極性が合っていないと短絡となり試験不能です。
また、接地回路に商用を印加すると極性あわせが必要になります。またELB設置回路は接地回路に印加するとトリップします。
リレーを裸にした(接続線を外した)状態で試験する場合は関係ありません。
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