|
アルハイさん
先日、山奥の治水用ダムのDGRが作動しPASが2回トリップしました。
1回目は台風通過時、遠くで雷がなってたようですが近辺に落雷はなかったみたいです。
2回目は次の日の台風一過、晴天時に発生。その後、PASは投入できるが、DGRのターゲットが復旧しないということで弊社に連絡がきました。
1時間半かけて現場に向かい、DGRの単体試験(無停電での試験、T端子使用)を実施しました。
最少動作電流、位相ともに問題ありませんでしたが、最少動作電圧が整定5%(191V)に対して100V程度で作動。残留電圧があると考え、Y1配線を外し(三菱製なのでY1外し可能)再度試験したところ185VでDGR単体では問題ない状況です。残留電圧がどれぐらいあるかは弊社には高性能なマルチテスタがなかったので測定できませんでした。また、ターゲットがもとに戻らない原因はDGR自体の故障と思われます。
このダムは県の所有で、6600V配電線は山一つ隔てた県所有の水力発電所から直接引かれているとのことです。途中に無線局への分岐はあるようですが、Vo残留電圧があるような系統ではないように思われます(このダムの点検はH25年度からやり始めた為、昨年までの経過が不明)
また、PAS直下にキュービクルがあり高圧ケーブルは15m程度、キュービクル内に雨・小動物の侵入形跡はなく構内地絡は発生してなさそうです。
このDGR作動(特に晴天時)の原因は、何があげられるでしょうか?
年次点検時に、高圧ケーブルの試験、キュービクル内のDS1次側側からのVo入力でのDGR試験(T端子未使用)を実施しようとは思ってます。
お忙しい所申し訳ありませんが、ご教授お願いします。
|
|