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> No.191[元記事へ]
アオさん いろいろご苦労様です。
1.インバーター発電機のスイッチイングノイズの影響は、実効値指示の可動コイル形が不安定になる程度で、誤動作とはあまり関係は無いと思います。
安定化電源があれば理想です。(SOUKOUの AD-100C、AD-300C、AD-2000 はどれか有れば安心)
私の場合は10年くらい前までは必ず2kVA又は300VAの安定化電源を使っていましたが、最近は全て正常に動作して管理値に入りますのであまり使っていないのが現状です。
2.同じ発電機(非接地電源)を使用してOCRの試験をした場合は、電流出力等の印加回路にCT2次接地が接続された状態かどうかで、今回の障害は影響するかもしれません。
(TT切離し、接続線を切離しで試験するか? 私の場合は切離しせずに試験します。)
3.発電機(非接地)と商用電源(接地)の違いは、商用の場合はP2=0電位(接地極)
よって 発電機は P2=不安定。 P2とZ2はSA(サージアブソーバー)で接続されていますので、影響を受ける可能性があります。
※ 発電機試験時に、P2を接地に接続してどうなるか?
4.エナジーサポートを除き、戸上電機製作所や三菱電機の場合はZ2にD種接地が必用です。(電技:変成器2次電路)
5.ほとんどの原因不明は、Z1、Y1、Z2の接触不良 OR 断線の可能性が高いと思います。(このような障害の場合は、実現場では一式取替で終わる場合が多いと思います。)
* 今回は電圧条件の不具合ですので、Y1線のチェックが必用です。
※ 障害を調査するのは非常に勉強になります。
SOGを使っていろいろ試験するのは良いと思います。
ZCT比は、メーカー、型式により異なる場合が多いので同一組合せ機種で行うのが理想です。
JEC規格の地絡リレーのZCT比は、200/1.5mAと規格化されており、継電器を2mA整定すると、1次換算値は266mAとなります。(電力会社や特高系)
JIS規格品は、1次動作値が継電器に動作値としてが表示されています。(6kVのSOG、GRなど)
最後になりましたが
この試験は停電しての試験で、活線時での残留電圧がある状態では無いですね!
現場の詳しい様子がわからないものですから!
※ M社は、SOGの場合、5%時 Y1-Z2:15.75mV
0.2A時 Z1-Z2:25mV(NTT仕様を除く )
各メーカー、型式により異なります。
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