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むーさんへのお返事です。
昔の配電線には地絡遮断装置が無い時代がありました。
3kV以下の場合は警報で良い時代があり高圧線が断線で道路に落ちていても送電状態。(絶縁電線の場合は道路落下では高抵抗のため地絡リレー動作しません。)
6600Vの非常用予備発電装置による非常用施設に供給する場合は、
・電技解釈第36条4項
発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所の引出口に地絡時に自動遮断装置を施設すること。
(需要設備内における非常用予備発電装置を発電所に置きかえて本条文を適用しました。)
・電技解釈第36条5項
非常用回路‥‥‥‥‥その停止が公共の安全の確保に支障を生じる恐れのある機械器具に電気を供給する
地絡時に技術員駐在所に警報させる。(トリップ免除)
※ 重要施設においては地絡時に64(地絡過電圧継電器)にて警報のみ(軽故障、ブザー)。
警報により負荷遮断させるか技術員が判断する。
この発電設備にEVT(接地用変圧器)及び制限抵抗、ZPD(零相電圧検出器)の有無により地絡電流が変わりますが、全く無しとします。
高圧供給設備の対地静電容量により地絡電流が決まります。例えば絶縁耐力試験における充電電流が発電機を含めて300mAであれば 300mA×3810/10350=110mAと小さいです。(仮定)
地絡検出に64(地絡過電圧)では無くボルテージセンサーや電圧リレーを設置している例もあるかも解りません。法的に取りあえずトリップでは無く、警報が必要です。
地絡電流を推定すると小さいので大きな問題では無い。
電力系統から受電をした場合は、対地静電容量が大きく10~30Aと大きな地絡電流が流れます。
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