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非接地系統においては、1線地絡事故時における健全相電圧上昇倍数が無限となる。
Ic / Ir = ∞ 充電電流のほとんどが対地静電容量による進み電流、3次制限抵抗(25Ω)による充電電流は、0.38Aと小さいのが原因。
共振もおきるため他回線の零相電圧が数秒続いてTG表示する例が多い。
安定を求めるメーカーは、特高2次において抵抗接地を使う例が見られる。(3次制限抵抗の値と容量も要検討)
メモリーハイコーダーを設置しておけば原因探査が出来る。電力会社の特別高圧系統は、各相の電圧、電流、零相電圧、零相電流をオシロで記録する。保護継電器が動作した場合は、電圧電流波形をチェックして継電器、遮断器が正常動作したかを確認する。
雷時期であれば、特別高圧系統77kV送電線も何度もトリップ、再閉路を繰り返し オシロ記録が山のようになる事がある。実際の自己記録のチェックは有効です。最近のメルプロダッシュリレーなどは事故記録が残るので有効に活用出来る。
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