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短絡・地絡事故の感度、時限協調について
各社の考えがありますが、当方の経験では特高系の時限協調差は0.4Sとしていました。
・主保護が仮に50mS(0.1S)とすると
・後備保護1段を0.5S
・後備保護2段を1.0Sとして協調を取ります。
440V系は機器盤ELB、分電盤ELB、CubELBと時限協調を取ります。
今日、Tさんの67F(T=0.05S)が動作してトリップする。
※ 但し電力会社のV0電圧センサー(ボルテージセンサー)による検出は無しとの事で実事故と無しと判断する。
架空送電線路があるので30mS以下での自動消滅も考えられる。(電力会社の0.5Sは地絡事故の90%以上が消弧するとの理由で整定しています。)
電力会社から受電した場合は受電点の67GRは、0.2Sにする必要がある。(電力会社におけるシリーストリップを防ぐために強制される。)
フィーダーの時限を伸ばしたい場合、地絡電流を減少させたい理由で6kV/6kVの絶縁トランスを設置する場合がある。
現在では設備費用や電気料金を考慮すると特高受電22kV程度が理想。
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