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> No.342[元記事へ]
アオさん 特別教育参加ご苦労様でした。
当地方は蒸し暑くなってきましたが、北の大地は爽やかでしょうか?
> 対地静電容量のアンバランスにより、1~5%の零相電圧が発生、この電圧を残留電圧と・・・とありますが、5%の零相電圧が発生しているということは、V0が5%設定であれば、Kt-Ltに電流を流すだけでヒットする、ということなんでしょうか?
・V0動作ランプ点灯状態であれば、「電流」条件と「位相」条件が成立しますと動作となります。
「電流」条件はどこかで地絡が発生しないと成立しません。外部で地絡事故が発生した場合は、地絡事故(地絡抵抗)の大きさにもよりますが構内の静電容量の大きさに比例して地絡電流が外部に流出しますので電流条件は成立。
「電圧」条件は地絡抵抗に比例した零相電圧と残留電圧のベクトル合成。
「位相」条件はある程度の地絡抵抗の場合は当然のこと外部事故の場合は条件不成立。
※ 参考写真は、電圧2%整定においてV0ランプ点灯。(電圧条件成立)
ここの系統は単相配電線有り、需要密度が低い、昔から残留電圧が多く5%が点灯することもあった。分散リアクトルを設置したり、補償用のコンデンサー設置して結構改善した状態です。
> 戸上で60mV→5%→残留電圧3,810Vということでしょうか?
Y1-Z2端子間の電圧が60mVであれば、零相電圧は5%発生している状態です。
よって主回路の零相電圧は190.5V、 主回路の残留電圧は190.5Vとなります。
> 地絡事故時の零相電圧の値により地絡の内容がある程度判別できるんですね?
某電力会社おいては過去の事例による事例を纏めた文書はあります。(非公開?)
・碍子及び絶縁物の閃絡:0~200Ω
・電線の地上落下:100~3000Ω
・樹木接触:10~60kΩ
(樹皮剥離では2000~5000Ω)
・鳥類の接触:200~300Ω
(羽根の接触では40~60kΩ)
非接地系統の地絡保護については、変電所のEVT変成比、制限抵抗値、人工地絡試験における検出地絡抵抗、保護継電器整定電圧の値を知ることで需要家内の感度。時限協調を取ることが出来ます。(電気技術大系などには参考となる資料があります。)
高圧の発電機については単独運転、系統連系またEVTの有り無しによって形態がいろいろも変わると思います。
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