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直接メールにてIさんよりご指摘(単独運転防止装置の動作を質問者が望んでおられる!)を頂きましたので追加記載します。
写真記載のTMEIC PVL-L0500の例
単独運転防止機能(メーカーによって各種の方式採用)
受動方式:電圧位相跳躍(PDR):整定10deg
能動方式:周波数シフト
故障表示例
UF207:同期外れ(電圧波形に歪みが発生) 軽故障
UF218:系統瞬時不足電圧 軽故障
UF221:電圧位相跳躍 系統異常
UF202:系統不足電圧(UV) 系統異常
この機種は電圧波形記録がありませんので状態履歴より確認してみます。
写真より
17年8月16日 15時40分00秒より
同時刻に UF202、UF218、UF207となっています。
当方の管理太陽光発電所が接続の配電線(52F1系統と仮定 配電線より変電所の母線
に対して!)は逆潮流が無いようにしています。
よって52F1トリップの場合は、発電容量より負荷が多い為に電圧が瞬時に下がり、
PCSは瞬時電圧低下を検出します。
その後、単独運転防止装置(位相跳躍など)と不足電圧検出(27)の整定値
により早い方が動作します。(ここで言う整定値とは動作時間を意味します。)
この52F1トリップにおいては電圧位相跳躍は働きませんでした。
単独運転防止装置は
52F1トリップの場合に負荷と発電が平衡したら単独運転となり27不動作となり
単独運転検出(能動、受動)で解列させます。
単独運転防止装置の方式
・SMA
受動的方式:周波数変化率、能動的方式:助長式位相シフト
・デルタ
受動的方式:電圧位相跳躍検出、能動的方式:周波数シフト
・HUAWEI
受動的方式:電圧位相跳躍検出、能動的方式:ステップ注入付周波数フィードバック方式(新型能動的方式) ※ どうもHUAWEIは高速に単独運転を検出できるみたい。(スマホでも活躍!)
その他は当方が未管理の為省略
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