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変圧器や発電機の保護用の電流差動リレーは、型式の数だけ個性(?)があり、比率算定式や特性図を都度確認して試験に臨む必要があります。
自分は、折れ点が2つある特性の動きがよく判っていないので、簡単な整定に変更して詳しく観察してみることにしました。
(実験結果を添付しております)
新メルプロCAC1の場合、
1)小電流付近の、動作電流整定に依存する部分
比率がいくら大きくても、ある一定以上の差動電流[%]が無いと動かない。
(一端のみ入力した場合は、最大値抑制の場合は比率100[%]になる。
最小値抑制の場合は?よく判らない、分母がゼロになる)
2)K1に依存する部分
原点を始点とする、整定K1の半直線
2)K2に依存する部分
切り替わり点Is整定[%]の平衡点を始点とする、整定K2の半直線を引き、
その半直線の始点を、切り替わり点整定[%]の平衡点から一方を減らしていきK1に当たる点、へ平衡移動した半直線。
の3つの最も外側の特性となる。(文書で説明するのはややこしい)
https://firestorage.jp/download/e2a33ce5d221c7ec749421cfcd54bf16e77fad1f
https://firestorage.jp/download/5023a81413593e9cdead394b6dbb09b9b5427a56
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