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アルハイさんへのお返事です。
> CT、VTの比誤差他を調査
>
> 所有のJIS規格をチェック
私もVTCT回路を気にするようになってからというもの、
JEC規格を購入し、折に触れて勉強するようになりました。
確度階級ごとに比誤差(公称の変流比との誤差百分率)と位相角の限度(理想的には変成器の一次と二次または一次と三次の位相差はゼロ)が記してあるので、これを基準に仕事に当たるのが良いのだとは思っています。
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CTの一次入力による計測試験の際、入力できる電流は多くて数十アンペア程度であるので、変流器の定格電流に対してはいささか小さいです。
規格を見るところ、定格に対して小さい電流域だと、許容される比誤差も位相角も大きくなっています。
ですので、現地での計測試験の際、この規格の、例えば1.0Inなどを準用するのはあまり適切でないと考えます。
逆に言えば、0.2In程度(300A定格であれば60A)の入力が可能であれば、規格を準用した判定でもよいかと思います。(大がかりな試験装置になりそう)
結線間違いの結果として位相に現れるものとしては、
180度(極性逆)、120度(相が違う)、30度(87回路のいわゆるデルタ接続の際の、ベクトル和させる相の間違い)、それらの複合、
であると思っています。
これらは変流器単体の比誤差や位相角よりも十分大きいので、見間違えることまでは無いと思います。
(妥当な判定基準としては、、私はまだ答えをみつけてません。)
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