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昨年、新設現場において受入試験、使用前自主検査を行う。試験結果、管理値外れを紹介します
【継電器:CGP2-A01D2-305PQB MITSUBISHI】
・試験項目:ZF動作値
整定 ZF=34Ω、ZB=2.04Ω、T=0.2S
入力条件: VAB=110V(0°)、IAB=測定(Lag240°)
測定結果: IAB=2.02A(27.23Ω)
管理値:(27.341~28.8~30.219Ω)
よって 検査 不合格
もしIAB=2.01A(27.36Ω)で合格となるが、 0.01Aの差で不良
この検査は、大手ゼネコン5人の立会のため誤魔化しが効かないので不良判定で継電器はメーカーへ送り返す。
※ 試験器:RX4744及びデジタル電圧電流位相差計(PHA-200A-11)も併用しての確認。
メーカー工場試験(MITSUBISHI)の結果、当方の行った現地試験と同じ値が出た。(試験器:NF RX4717)
不具合結果によりメーカー(MITSUBISHI)がゼネコンに謝罪に来られたとのこと。
当方も県外現場に何回も出向く。(受入試験、不具合確認、取替後の試験)
検査費用は出張費、宿泊費が加算されるので高額となるが試験会社(関電E)他と比較すると安い。
この様な検査を行うにはデジタル電圧電流位相差計の併用、そして試験器メーカーによる定期校正が必須と考えさせられる事例でした。
当方は、プラント発電機本体の40でしたが、非常用発電機の40はN芝さんが管理値計算で苦労してたみたい。本当はどうであったか?
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