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DGR試験については次の方法がある。
1.人工地絡試験
実回路にて地絡を模擬して試験するので、地絡供給電流を含めて総合確認が出来る。
当地方の電力会社(ほとんどの電力会社)は、地絡抵抗 6000Ω事故検出するようにしています。
※ 東電は10%地絡事故検出。
地絡過電圧継電器(64V1)の整定値を聞くと対地間の静電容量、完全地絡電流を算出できる。(需要家側の協調を見やすい。)
2.継電器試験の電圧印加(主回路)
PAS2次主回路(三相一括)と外箱アース間に電圧を印加する試験が理想。
・ZPDの高圧側コンデンサの試験が出来る。
・光商工 ZPC-9B の1次側接続において絶縁電線の皮剥忘れを発見できる。
3.SOGリレー「T」端子の利用
・ZPDの高圧側コンデンサの試験は不可。(試験用コンデンサの試験)
・三菱においてはPAS内のZPD試験を行っていない。(T端子はリレー側のみで電圧処理)
【戸上電機製作所 SOGリレーのZ2端子に接地工事がされていない場合】
※ 当然、省令違反になるが
・PAS本体の接地工事がされていれば、実事故の零相電圧検出 OK
・リレー試験において「T」端子とアース間に電圧を印加するが、アースがリレー側に無い場合には本体外箱に接続されるアースを探す必用がある。
【三菱電機 SOGリレーのZ2・E端子に接地工事がされていない場合】
・PAS本体の接地工事がされていれば、実事故の零相電圧検出 OK
・リレー試験において「T」端子とリレーのアース間に電圧を印加すると試験が出来るが、アースを本体外箱に接続されるアースに接続しても試験は不可能。
以上 個人的考えを記載しました。
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