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昨日は、H県で総会がありH県で宿泊する。
今日は、T県の水力P/Sにおいて過電流継電器が動作するとのことで調査する。
T県のホテルにて
事故概要
・機器定格
三相誘導発電機 160kVA 135kW 3300V
地絡過電圧(64) A要素=30V(a1、a1 不使用) ※ 15.8%以上の地絡を検出
・保護装置動作の確認
過電流継電器(51) CT比=50/5A I=4A D=1 INST=20A 『T相 瞬時要素動作』
※ 200Aの過電流 50mS を検出
160kVA/(√3×3.3)×5/50=2.8A 4A(143%) 20A(714%)
故障表示(30F) 『過電流』
『不足電圧』 ※過電流により電圧低下
『過速度』
『油圧低下』
接地電圧(地絡) 計器デマンド500Vを指示
※ 15%地絡の発生
・発電機巻線の調査(5/27)
a.絶縁抵抗測定
40(MΩ) at.1,000Vメガー 対地間の絶縁は異状なし
b.直流耐電圧試験
DC5,000V印加 印加良好
c.インピーダンス測定
赤相-白相:700(Ω)
白相-青相:270(Ω)
青相-赤相:860(Ω) ※ 測定周波数は、1,000(Hz)
d.抵抗測定(直流)
赤相-白相:1.32(Ω)
白相-青相:1.31(Ω)
青相-赤相:1.31(Ω)
・判定
測定結果より巻線のレアショートと考えられる。
発電機を分解して巻線の状況調査。事故点と有力な端子側は明日分解する。
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