|
400VDE発電機にて発電、6kVに昇圧して20m離れた電気室に送って降圧トランスにて使用電圧に変換する需要家が有ります。
回路は、 SG(440V)→TR(440/6600V)→PAS(SOG)→VCB→TR(6600/210V)→負荷
【問題点】
・ここの6kV回路には接地補償用のコンデンサー、EVT(接地用変圧器)がありません。(地絡電流の供給源無し)
EVTがあれば1次Y結線の中性点を接地して、3次には50Ω程度の制限抵抗を中性点電位を安定させます。)
・ここの保護用に方向性PASがありますが意味なし。
【零相電圧】
・大垣電機(ODG-S1A)のY1-Z2端子間の電圧測定
623.3mV よって8.2%の残留電圧 (5%にて380mV)
【特徴】
・ここの回路はEVT、ECが無く中性点が非常に不安定、デジタルメーターも激しく変化。
・変圧器はV結線あり、電灯用ありでバランスが悪い。(残留電圧多い)
※ 特高需要家のショッピングセンターなどでは大きな容量の単相変圧器が多く、三相バランスを考えて配置・設置していないので三相の対地静電容量バランスが悪い。
よって残留電圧が多い。 電気主任技術者さんは零相電圧が常に発生していて大丈夫かと心配されるので、まったく問題無い旨を伝える。
|
|