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> No.388[元記事へ]
アオさんこんばんわ
> ★主回路3相一括と大地間に電圧を印加して試験をします。
> とありますがPAS二次側一括にV、大地にE、ということでしょうか?
電圧印加点Vを「PAS2次~CVT~LBS1次」と接続されていた場合には、接続のし易いLBS1次に三相一括接続します。
電圧印加点Eについては接地が確実な機器外箱に接続します。
※ 現場にてDGR、ZCT、ZPDを組み立てる工事をした場合は、結線の接続間違え(極性の反転)、ZPD1次の被覆剥き忘れ(地絡事故時に零相電圧検出不能) テスト端子では発見出来ない間違いも主回路印加で解りますので、出来る限り主回路印加がお奨めです。(ZPD内の高圧側コンデンサの試験も行います。)
工事業者が間違えて、試験者も見落とすと 最悪となります。
高圧ケーブルと大地間印加の場合には静電容量が多く、試験器容量(電圧要素)に注意しての試験が必要です。
PASの外箱接地に試験器よりのアース側線Eを接続するのが理想ですが、ZPDのアース側はPAS外箱接地(Ea)に接続されているが、SOGのZ2(Ed)がPASとは別接地になっている箇所に試験器よりのアース側線Eを接続するとどうなるか。
試験回路図を頭に描けばいいですが、接地抵抗が非常に高い場合には電圧降下が発生するはずですので試験器のメーター(電圧計)より低い電圧がZPDに印加されます。
※ 例えば電圧継電器の試験をするのに印加線の途中に抵抗など挿入しないですよね
一般的には接地抵抗も低い良い需要家が多いはずですので、ほとんどのケースで許容値に入る。(許容値幅も大きい) 許容値に入らない場合には試験回路の問題点を探し出して、試験誤差が発生しない回路に修正した上でも許容値に入らないか?
※ SOGのZ2(Ed:100Ω)より抵抗値の低い接地線(Ea:10Ω)があれば、当然そちらに接続した方が精度は良くなります。 当てにならないZ2(Ed:? Ω)を信用して良いか?
・接地抵抗値は低い値か、測定したか。
※ 試験において異常値が出たらまず試験方法を疑うことが重要です。
・PAS~SOG の結線図を描く。
・試験器印加回路図を描く。
・不具合となりそうな箇所の抽出と対策。
以上 試験は試行錯誤! 頑張りましょう!
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