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今日は高圧需要家(308kW)の使用前自主検査。
1.写真1
非常に重宝するSOUKOU OCR-50CK 軽量にて十分な機能を有している。
試験においては、メーカー管理標準値とほとんど差は無し。(当然!)
※プロが回路を理解して試験すれば当然か?(金儲けのためには素人受けのする0.5級の計器付きを使用します。) 自動試験器や電源容量の少なくても済む試験器が流行っていますが、理論が解っている人にとっては最も安く使いやすい試験器です。(お薦め試験器)
2.写真2
過電流継電器(51R)の試験を行う。
CT用TTはテストバーを接続のまま!
継電器の特性は、PFなどの特性に近い超反限時とする。
電力のフィーダー用過電流継電器は、送電線・配電線保護に適した普通反限時特性であるが、小さな高圧需要家であるので特性が違っても協調は十分とれる。
3.写真3
絶縁耐力試験を行うが、面倒なので電圧テスターは持ってこなかった。
・SOUKOU OCR-50CK(電流回路:抵抗短絡にて出力)
・SOUKOU トランス
・SOUKOU リアクトル
※ 電圧電流計測はマルチメーター及びクランプメーターにて行う。
現場で静電容量を計ると思ったより容量が多く、リアクトルを使用する。
※写真のトランス、リアクトルは暴風雨の時でも使える旧機種。 官庁試験などに使用するトランス、リアクトルは倉庫の肥やしとなっている。
大容量の場合は、7.5kVAの変圧器と合計10kvarのリアクトルを所有しているので、15kVA程度の試験は可能。
試験の直前にSOUKOU M部長と6kV非接地系統の現状を語る。
・当地方の静電容量の大きなバンクには、配電線(柱上)に分散リアクトルを設置して完全地絡電流の減少をさせている。補償は手動です。(自動開閉器は無しの筈)
・四国電力においては、配電用S/S(変電所)においてPC(ペテルゼンコイル)を設置して運用。
(全系統)補償は自動です。
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