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先日の絶縁耐力試験

 

試験を北九州のM井電気計測さんにて御願いする。試験器代が高価に、特に特高試験用変圧器などは価格の上昇が激しい! 変圧器だけで1つは超える(○百万円では無く)、それにSD、リアクトルなどを入れると簡単には揃えられない。(株)エヌエフ回路設計ブロック製品、近計システム製品が安く感じます。

今回の試験は、AC66,000V回路   抵抗接地系統であるので 印加電圧は、AC75,900V (中国電力管内の66kV系統150A接地系、東京電力も66kVあり I川さんの勤務地の都庁、高崎のSANKO72太陽電池PS)   ※参考:関電は77kV、445A接地系

トランスは段絶縁(中性点側の絶縁レベルを低くして、絶縁材料低減→安くなる。)では無く、全絶縁です。  安い太陽電池PS建設のため断絶縁トランス設置の太陽電池発電所があるとのことです。(ライン側三相一括印加で製作日数1年の特高トランスを壊す試験員にならない様に注意!  6kV高圧トランスは無いと思います。敢えて製作すれば面白い。)

段絶縁トランスは、三相一括の加圧試験では無く、誘導試験を行う。中性点の絶縁レベルが加圧試験電圧値に抑えられるので、巻線の線路端子と大地間に加圧試験と同一の電圧を誘起させる試験を行う。

220kV、275kV超高圧になると直接接地系統、短絡電流より地絡電流が大きく、地絡時は他回線補償回路を設ける。使用前自主検査では変圧器の防油装置の設置確認が外観検査で出てくる。

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