ブログ

補助CTの負担が大きいのには要注意

単独運転検出用に補助CTが設置されているCT2次回路試験。不足電力継電器の位相角の試験を行ったが本来の値と約5°の位相差が生じている。   RX4744も特にエラーが出ていない、補助CTを除外にして単独にて試験すると設計値と同じ値となる。異常値が発生した場合は負担に注意する必要がある。

POSTED COMMENT

  1. フルマイ より:

    お疲れさまです。
    非常に興味深いです。
    RX4744の、位相に対するロードレギュレーションは±0.2°以内なので、負担の大小による出力電流の位相変化の影響とは考えにくいなとは感じています。

    以下教えていただけると嬉しいです。

    1)5°の位相差は、最大感度角がリレーのスペックに対してずれがあった、、ということでしょうか?

    2)ずれがあった時は、どういう入力のさせ方だったのでしょうか?
     (平衡三相入力or片要素入力、また、入力箇所など。)

    • takahara より:

      ご苦労様です。
      不足電力継電器の位相特性試験においてR相の進み位相側が基準値に対して約5°のズレ。(位相のみ 不具合)
      RX4744のロードレギレーション:±0.2°以内(定格出力出力振幅、負荷変動100%時)

      印加箇所は、CTT(テストターミナル)において(補助CTの設置相)

      近計システムPHA-200Bにて測定する時間的余裕がなかったので、補助CT負担の関係と判断してリレー試験ケースを使用しての単体試験を行い位相差0°で良好となる。
      ※ 時間的余裕があれば、負担測定や電流4直列を試せた。
      電流出力回路の過負荷表示は出ない(20A、10V) 定格負荷0.5オームより大きい状態で電流印加1Aが原因か?

      補助CT設置箇所は負担がどのくらいになるか、単独運転検出装置などがあればみてみたい。 負担測定は当方でなく、メーカーにて実施。(当方はリレー試験のみ)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA